2020年5月23日、22歳という若さでこの世を去った女子プロレスラーの木村花さん。
木村さんの死から数日が経ち、亡くなった当時の現場の状況が
少しずつ報道などでわかってきました。
25日に捜査関係者からの情報では木村さんの
自宅マンションの室内からは硫化水素を発生させた形跡があり、
警視庁は自殺を図ったとみて調べているそうです。
木村花さんは自らの命を絶つための手段として
なぜ硫化水素をえらんだのでしょうか?
硫化水素は本当に楽して綺麗に死ねるのでしょうか?
目次
木村花の自宅室内には硫化水素を発生させた形跡…自殺図ったか可能性
フジテレビで放送中の人気番組「テラスハウス」の出演者で、
引用元:ヤフーニュース
23日に急死した女子プロレス選手、木村花さん(22)の自宅マンションから、
遺書とみられるメモが見つかっていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。
室内には硫化水素を発生させた形跡があり、警視庁は自殺を図ったとみている。
捜査関係者によると、23日未明、東京都江東区亀戸の木村さんのマンションを訪れた母親が、
玄関に「硫化水素発生中」と書かれた貼り紙を発見し、119番通報。
木村さんはベッドの上に倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。
室内からは母親や知人らに宛てた遺書とみられるメモも発見。
「ごめんね。産んでくれてありがとう」などと書かれていた。
硫化水素を発生させたとみられる薬剤の容器も見つかった。
木村花さんの自宅の様子については、
- 玄関に「硫化水素発生中」と書かれた貼り紙。
- 室内からは母親や知人らに宛てた遺書とみられるメモも発見。
「ごめんね。産んでくれてありがとう」などと書かれていた。 - 硫化水素を発生させたとみられる薬剤の容器も見つかった。
と報道されており、ドアに有毒ガス注意の貼り紙をして、
周囲に注意喚起してから自ら最期のときを迎えた
木村花さんを想像すると本当にいたたまれません。
木村花さん発見直後の現場は騒然
木村花さんは、所属していたスターダムの事務所付近のマンション
に住んでいて、事件当時、付近住民が騒然とした現場を目撃しており
Twitterにもこのような書き込みがありました。
硫化水素で救急車に運ばれてくピンクの髪の子ってのが亀戸のスターダムの事務所辺りで目撃されてる
— メダパニ狩人ゆきさん@メタ社畜認定試験合格 (@motion_snow) May 23, 2020
それが花ちゃんで同居猫ちゃんも一緒にいたならあまりにも辛すぎる
女子プロレスラーの木村花って亀戸なのか?近所のマンションで硫化水素発生で救急と消防車数台来てたけど。朝の4時頃に五月蝿かったよ
— 暇人 (@12hokyuu) May 22, 2020
硫化水素発生現場から女性が搬送とか…。
— 雛子✿.*・ (@hinatosuzu) May 22, 2020
木村花か?とかツイート流れてて不安。
また、文春オンラインが事件当時の詳細を次のように記事にしています。
現場は入居募集が始まったばかりの新築マンション
「(女性の)表情は見えなかったですが、
引用元:JIJI.com
力はまったく入っていないようで首がガクッと下を向いていて……もう意識はなかったです」
救急隊員が駆けつけ、搬送されるまでの一部始終を目撃した近隣住民はこう振り返った。
5月23日金曜日未明。東京・江東区の亀戸駅から徒歩数分、
引用元:JIJI.com
今春から入居募集が始まったばかりの新築マンションで事件は起きた。
変わり果てた姿でマンションの一室から運び出されたのは、
女子プロレス団体「スターダム」に所属し、看板レスラーとして活躍していた
木村花さん(享年22)だった。
「午前3時半くらいにサイレンが鳴り響いて」
現場となった自宅の近くにスターダムの事務所がある。
引用元:JIJI.com
彼女は今年1月に東京ドームで行われた新日本プロレスの興行にも出場するなど、
将来を嘱望される女子プロレスラーだった。
「深夜、午前3時半くらいにサイレンが鳴り響いて、目が覚めました。
外を見てみると、目の前のマンションに救急車と消防車が何台も停まっていました。
表の通りにも3台の消防車が停まっていたそうです。
「水! 水!」と叫んでいた
10人くらいの救急隊員が外階段で3階まで上がっていって、
引用元:JIJI.com
バタバタとしていました。消防隊員は酸素マスクをしていて、
救急隊員は慌てた様子で下に向かって『水! 水!』と叫んでいました」(前出・近隣住民)
消防隊が「硫化水素!」
別のマンション住人が語る。
引用元:JIJI.com
「ハシゴを使って消防隊員2人が3階のベランダから入り、
窓を開けたタイミングで少し異臭が漂いました。
中からは『ピピピー』という警報音が鳴っていた。
外階段から救急隊員10人くらいがマンションへ入り、
隊員らの会話から『硫化水素』という言葉が聞こえました。
「起きろ、花!」
間もなくして、救急隊員がぐったりしている女性を背後から脚ごと1人で抱きかかえて、
引用元:JIJI.com
3階の部屋から救急車へ運んでいった。車中では、心臓マッサージをしているのが見えて、
その様子を見ながらお母さんらしき人40代くらいの女性が手を合わせて、
拝みながら泣き崩れていました。プロレスの関係者っぽい黒髪の女性は、
救急車の外から窓に向かって、『起きろ、花! 戻ってきて!』と必死に声を掛けていた」
救急車や消防車が何台も駆けつけ、消防隊も硫化水素の張り紙から
二次災害の防止のため、空気呼吸器を着装して進入して、騒然とした
現場が伝わってきますね。
「お母さんらしき人40代くらいの女性が手を合わせて、拝みながら泣き崩れていました。」
想像するだけで心が締め付けられる思いです。
また、「起きろ、花! 戻ってきて!」と必死に声を掛けていた黒髪の女性は、
女子プロレス団体「スターダム」の、所属選手の方なのかもしれませんね。
変わり果てた仲間の姿を目の当たりにして、「お願いだから生きて帰ってきて」
と、必死の思いで声を掛けていたのだと思います。
硫化水素とは?楽して簡単に死ねる?
今回木村花さんが、硫化水素により自殺を図りましたが、硫化水素は簡単に楽して
死ねるのでしょうか?
硫化水素は「有害情報指定」
硫化水素自殺とはある種の洗剤などを混ぜて意図的に硫化水素を発生させて自殺する方法のこと。
2008年頃SNSで「硫化水素で簡単に死ねる」として手口の詳細が投稿され爆発的に広まってしまった過去があります。
そのことが理由で、硫化水素の製造方法や手口などのネットの書き込みを
「有害情報指定」して削除要請がされることとなりました。
硫化水素は周囲にも危険を及ぼす
硫化水素は周囲にも危険を及ぼします。
無関係の人が吸い込んで死亡事故を起こす可能性もあります。
その場合傷害罪となる可能性も指摘されています。
硫化水素は酸素よりも重い気体のため、マンションなら同じフロアだけでは無く、
配管を伝って階下にまで影響を及ぼします。
あり得ないぐらい周囲に危険を及ぼす自殺方法であると言うことが言えます。
硫化水素は楽して簡単に死ねる?
硫化水素自殺が流行った時に出回った噂が、「楽して簡単に死ねる」
という噂がありました。
しかし、それは嘘で、実際は、硫化水素が肺に作用すると
肺が呼吸をすることができなくなり、どんなに呼吸をしようとしても
酸素を吸えない状態となり、息ができず苦しみ続け、歯を食いしばり
苦しみ続けた、苦悶の表情で亡くなると言われています。
さいごに
5月25日の報道で、木村花さんは検視の結果、硫化水素中毒死と判明したそうです。
自殺以外に解決策はなかったのでしょうか?
木村花さんが誹謗中傷を苦にこの世を去りましたが、ほとんどの人が悲しみ、
早く助けの手を差し伸べていればと後悔している人ばかりだと思います。
同じ悲劇が繰り返されぬよう、誹謗中傷のない世界を作っていかなければ
いけないと思います。
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